高血圧治療のガイドラインにある食事療法の野菜と脂質

高血圧は心臓や脳、腎臓等の重篤な疾患を発症することにつながってしまうリスクが高い疾患であり、現代人の多くが罹患するようになってきてしまっているものです。正常域よりも常に血圧が高い状態が維持されてしまっているために心臓や血管、腎臓等に負担がかかり、それが器質的変化をもたらしてしまうことが多様な疾患につながってしまいます。そのため、薬剤による血圧の制御を行うことが必要になるのも珍しくありません。しかし、その根本治療として生活習慣の改善が目指されます。多くの原因が生活習慣に根ざしているからであり、食事療法や運動療法、お酒や煙草の制限によってその改善が目指されていきます。
高血圧の治療においてはガイドラインが設定されています。そのガイドラインには高血圧の定義から分類、それに応じた治療指針について記載されており、医療機関では基本的にこのガイドラインに則って治療が進められていくことになります。高血圧の薬も使わないで済めばそれに越したことはありませんが、血圧が高い状態を維持してしまうのは大きなリスクとなってしまうためその使用に関しても細かな規定があります。
一方、食事療法について鍵となっているのが野菜や果物の積極的摂取と摂取する脂質の調節です。現代の人は野菜不足である人が多く、野菜から摂ることができるカリウムなどの血圧の調節に有効なミネラルが不足しがちです。そのため、腎機能に重大な問題がある場合を除いて野菜や果物による栄養摂取が進められます。また、高血圧のリスクファクターとして知られるコレステロールや飽和脂肪酸の摂取を控え、よい効果があると言われる魚由来の脂質の摂取を進めるという指針が立てられています。